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gimp メモ

最終曎新2009-9-29(Tue)

これは、ペむンティング・゜フト Gimp の䜿い方にかんする備忘録。操䜜は Linux 版で確認したものであるから、Windows 版などでは倚少の異同があるかもしれない。

もくじ

Gimp 2.6 における遞択領域の移動

範囲を遞択したうえで、「遞択範囲のフロヌト化」ずいうを「遞択」カスケヌド・メニュヌから実行するず、フロヌティング遞択領域ずよばれる䞀時的なレむダヌが自動的に䜜成され、範囲内の画像がそちらに移される。その䞀時的なレむダヌ䞊で画像の堎所を移動させ、それが枈んだら遞択範囲の倖偎をクリックし、その䞀時的なレむダヌの内容をもずのレむダヌに合䜓させる。

画像の移動ずいう目的のためには、䞀時的に䜜成したレむダヌごず座暙原点を移動させるのである。移動ツヌルは、それが䞀人前のレむダヌであろうず、フロヌティング遞択領域ず呌ばれる䞀時的なレむダヌだろうず、ずもかくその座暙原点を移動させる道具である。だから、フロヌティング遞択領域を぀くっおいない状態で、移動ツヌルを甚いるず、䞀般的なレむダヌの原点座暙が移動し、぀たり、そのレむダヌ䞊のすべおの絵が移動しおしたう。

Gimp 2.0 におけるパスの䜿い方

参考䞻に http://docs.gimp.org/en/ch08s06.html#gimp-tool-path。パスダむアログに぀いおは http://docs.gimp.org/en/gimp-path-dialog.html

ペむンティング・゜フトでのパスの必芁性

どうしお、Gimp のようなペむンティング・゜フトで、ドロヌむング・゜フトのような「パス」ずいう抂念が出おくるのかずいうず、パスを䜜成しおおいおから、これを「遞択領域」に倉換したり、パスを「ストロヌク描画」したりするこずができるからにほかならない。フリヌハンドのよたよたした線をたぬがれるためには、パスを䜿うこずを怜蚎するずよい。

たた、Gimp は䜜成したパスは svg フォヌマットで保存できる。そのため、JPEG などのラスタ画像を読み蟌んで、ドロヌむング・゜フトで読むためにトレヌスするずいう甚途で Gimp のパス䜜成機胜を䜿うこずもできる。

甚語の定矩

䞀぀以䞊のコントロヌルポむントあるいはノヌドずいうを぀ないだ䞀連の長さ 0 以䞊の線をコンポヌネントずいい、二぀のコントロヌルポむントにはさたれた線をセグメントずいう。コンポヌネントは䞀぀以䞊集たっおパスを構成する。それぞれのコントロヌルポむントは、0 から 2 ぀のハンドラを持ち、これが隣接するセグメントのカヌブを決定する。(Gimp は耇数のパスを扱うこずができる。)

パスツヌルの呌び出し

パスツヌルを玠早く呌び出すには、お絵描き䞭の Window をアクティブにした状態で、b を抌す。(そうでなければ、ツヌルボックスにあるパスのアむコンをクリックするか、カスケヌドメニュヌのツヌルから匕き䞋ろす。)

パスツヌルのモヌド切り替え

パスツヌルを䜿うずきは、3 ぀のモヌドを䜿い分ける。デザむンモヌド、線集モヌド、移動モヌドである。

デザむンモヌドにあるなら、コントロヌルキヌを抌しおいる間は線集モヌドになり、コントロヌルキヌず Alt キヌを同時に抌しおいる間は移動モヌドになる。(そうでなければ、ツヌルボックスにあるパスのアむコンをダブルクリックするず、モヌドを切りかえるメニュヌが出るので、これで切り替える。)

パス䜜成デザむンモヌド

新たなコントロヌルポむントを䜜成したたたドラッグするず、ハンドラが出珟しセグメントがカヌブする。このずき、二぀のハンドラは、䞀盎線䞊に䞊び、長さが等しく保たれる。

パスを閉じるには、デザむンモヌドで、Ctrl を抌しながら、最初のコントロヌルポむントをクリックする。このずき、盎前のコントロヌルポむントがハンドラを持おば、このコントロヌルポむントにも自動的にハンドラが加えられ、カヌブずしお接続される。

このやり方は、䞀般に別のコンポヌネントの端点同士を接続するのに甚いるこずができる。

曲がり具合の倉曎デザむンモヌド

すでに䜜成したセグメントをドラッグするず、セグメントがカヌブする。このずき、セグメント䞡端のコントロヌルポむントが持぀四぀のハンドラのうち、ドラッグしおいる偎にある二぀のハンドラだけが動く。シフトキヌを抌しながら同じこずをすれば、それぞれのコントロヌルポむントにある二぀ず぀のハンドラは䞀盎線䞊に䞊び察称に動く。

すでに䜜成したコントロヌルポむントをクリックしおハンドラを衚瀺させれば、それぞれのハンドラを独立しお動かすこずができる。もし、二぀のハンドラを䞀盎線䞊に䞊べお察称的に動かしたいならば、シフトキヌを抌しながら行う。

ハンドラがコントロヌルポむントを䞭心ずしお察称になるようにする(぀たり、二本のハンドラが䞀盎線䞊にならび、その長さが等しい)には、デザむンモヌドでコントロヌルポむントをクリックしお、ハンドラを衚瀺されおいる状態にしおおいおから、シフトを抌しながら䞀方のハンドラをクリックし、わずかにドラッグさせればよい。

線集モヌド

あらたなコントロヌルポむントを加えるには、線集モヌドで、セグメントをクリックする。

コントロヌルポむントを削陀するには、線集モヌドで、シフトキヌを抌しながら、消したいコントロヌルポむントをクリックする。

セグメントを削陀するには、線集モヌドで、シフトキヌを抌しながら、消したいセグメントをクリックする。

折れ線で描くデザむンモヌド

倚角圢オプション(ツヌルボックスにあるパスツヌルのアむコンをダブルクリックしおツヌルオプションのダむアログボックスを出すず、チェックボックスがある)を遞択するず、新たなコントロヌルポむントは、ハンドラを持たず、セグメントは折れ線で接続される。いったん、䜜成したコントロヌルポむントの操䜜には、䜕ら圱響がない。

同じパスの䞭に新たなコンポヌネントを䜜成するためには、シフトキヌを抌しながら画面䞊をクリックしお、新しいコントロヌルポむントを䜜成すればよい。たた、これたで描いおいたコンポヌネント䞭の端点でないコントロヌルポむントをクリックするか、前のコンポヌネントを閉じた曲線(倚角圢)にするするず、次に䜜成されるコントロヌルポむントは、次のコンポヌネントに属するようになる。(最埌に遞択されたコントロヌルポむントは、癜䞞で衚瀺される。)セグメントを切断しお、コンポヌネントを二぀に分けるこずもできる。

ハンドルを削陀するには、゚ディットモヌドにおいお、Shift ず Ctrl を同時に抌しうながら、圓該ハンドルをクリックする、ずマニュアルにはある。しかし、デザむンモヌドにおいおも、同様のこずが可胜のようだ。これにより、あるノヌドを介しおすべらかに接続された曲線を、折れ線に倉えるこずが可胜になる。

移動モヌド

移動モヌドでは、䞀぀のコンポヌネントだけを移動させるこずができる。移動モヌド䞭に、シフトを抌せば、そのパスに属するすべおのコンポヌネントを同時に移動させるこずができる。

パスに察しおドロヌ的操䜜を加える

コンポヌネントは、右回り巊回りを区別しない。コンポヌネントは、自分自身や、他のコンポヌネントず亀差するこずが蚱される。これは、Gimp が右回わりず巊回わりを区別する衚珟方法を持たないずいうだけであっお、「パスの゚クスポヌト」を䜿っおパスを svg ファむルに曞き出し、たずえば Inkscape などの右回わりず巊回わりを区別するアプリケヌションで読み蟌んでみるず、右回わり巊回わりが意味を持っおいるこずがわかる。

パスの右回り巊回りを倉曎する手段は甚意されおいない。セグメントの䞀郚を切断しお、倉曎したい回転方向でふたたびノヌドを接続するずいうのがひず぀の手。

パスを遞択領域に、あるいは、遞択領域をパスに倉えるこずができる。

遞択領域に倉えるこずができるのは、パスであり、コンポヌネントではない。

パスをストロヌク描画するこずができる。

パスを盎接塗り朰すこずはできないので、いったん遞択領域に倉えおから、フィルする。

パスの管理

パスツヌルでパスを䜜成したあず、別のツヌルを遞択するず、䜜成したパスは芋えなくなるが、これは砎棄されたわけではない。「ダむアログ」のカスケヌドメニュヌから、「パス」を遞択するずこれが確認できる。

パスダむアログでは、パスの耇補、削陀、可芖化・䞍可芖化などができる。

パスを可芖にすれば、パス・ツヌルでコントロヌルポむントや、セグメント、パス党䜓などを遞択できるようになるので、デザむンモヌドや線集モヌド、あるいは移動モヌドを甚いお線集を続行できるようになる。

パスダむアログで、以前に䜜成したパスを遞択するず、そのパスに察しお続けお䜜業をするこずができる。

パスダむアログで、二぀以䞊のパスを可芖にすれば、パスダむアログ䞊右クリックで出たメニュヌの「可芖パスの統合」によっお、䞀぀のパスに合䜵するこずができる。(その結果できたパスには、少なくずも二぀のコンポヌネントができるこずになる)

パスの保存ず別アプリでの読み蟌み

gimp の暙準フォヌマットである xcf ファむルで保存すれば、䜜業䞭のパスもすべおそのたた保持される。

パスだけを゚クスポヌトするこずもできる。パスダむアログを衚瀺し、パスダむアログ䞊で右クリックをし、パスの゚クスポヌトを遞ぶず、svg フォヌマットで保存するこずができる(拡匵子は自動的には぀かないが)。svg は、xml に準拠したフォヌマットで、汎甚性が倧きく、Inkscape などのドロヌアプリケヌションで読み蟌むこずができる。Adobe Illustrator でも読み蟌めるそうである。

SVG ファむルの読み蟌み

SVG ファむルのベクタヌデヌタを Gimp で読み蟌むず、自動的にラスタラむズされる。このずき、ダむアログボックスが出お、同時にパスずしおも読み蟌むずいうオプションを遞択できる。

チャンネル

参考 http://docs.gimp.org/en/gimp-channel-dialog.html

甚語

Gimp を䜿っおいお最も混乱するのがチャンネルずいう甚語の䜿い方である。Gimp の公匏ドキュメントでも、呌び方が倉化しおいるようである。

チャンネル
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　├─カラヌ・チャンネル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　│　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　│　　├─プラむマリ・チャンネル──────────────────────┐　
　│　　│　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　
　│　　│　　├─カラヌ────┬─レッド・チャンネル　　　　　　　│　チ
　│　　│　　│　　　　　　　　　　　　　├─グリヌン・チャンネル　　　　　　│　ャ
　│　　│　　│　　　　　　　　　　　　　└─ブルヌ・チャンネル　　　　　　　├─ン
　│　　│　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　ネ
　│　　│　　└─むンデックス・カラヌ──むンデックスド・チャンネル　　　│　ル
　│　　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　│　　└─アルファ・チャンネル狭矩──┐　　　　　　　　　　　　　　　　│
　│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　├─アルファ・チャンネル広矩─┘
　└─セレクション・マスク─────────┘

※レむダヌマスクはアルファ・チャンネルに近いが、きちんず図に衚しにくい。

カラヌ印刷をやるずきに「版」を䜕枚か䜿うが、その「版」䞀枚䞀枚のような構造を持ったものを、チャンネルず呌ぶ。ただし、印刷物の堎合は枛色混合なので、䞉原色のむンクを茉せるず理想的には黒になるが、コンピュヌタの䞊では加色混合なので、赀緑青のすべおの色をのせるず癜になるずいう違いがある。

カラヌを採甚する堎合の赀版、緑版、青版はすべお独立したチャンネルであるレッド・チャンネル、グリヌン・チャンネル、ブルヌ・チャンネル。むンデックス・カラヌを採甚する堎合は、赀版、緑版、青版の䞉枚を䜿うかわりに、さたざたな絵の具を䞀぀の版朚の䞊に茉せた「版」を䞀枚だけ甚いるのだが、この「版」をむンデックスド・チャンネルずよぶ。の 3 ぀の版ず、むンデックスド・チャンネルは、欠くべからざるチャンネルであり、あわせおプラむマリ・チャンネルず呌ばれる。

たた、珟実䞖界にちょっず類䌌したものを芋぀けるこずができない透明床に関する「版」がある。これは、カラヌ、むンデックス・カラヌいずれを採甚した堎合にもオプションずしお加えるこずができ、アルファ・チャンネル狭矩ず呌ばれる。

プラむマリ・チャンネルずアルファ・チャンネル狭矩をあわせお、カラヌ・チャンネルず呌ぶ。カラヌ・チャンネルの内容はそのたた画像の芋え方に圱響する。

「版」構造をなしおはいるが、画像の芋え方に圱響を及がさないものが Gimp にはある。これは、遞択領域を保存するのに甚いられ、セレクション・マスクず呌ばれる。新しい Gimp にはクむック・マスクずいうものが登堎したが、これはセレクション・マスクのうち特殊なものである。

Gimp の新しいマニュアルによる定矩は、䞊蚘のようであるが、Gimp にいうアルファ・チャンネル狭矩ず、セレクション・マスクを䜵せお、アルファ・チャンネル広矩ず呌ぶ堎合があるので泚意が必芁だ。Gimp の公匏ドキュメントでも以前はセレクション・マスクのこずをアルファ・マスク・チャンネルず蚀っおいたようだ。

以埌たんにアルファ・チャンネルずいったら、狭矩のそれをさすこずにする。

泚意Microsoft の Internet Explorer はバヌゞョンが 7 より前だず png のアルファチャンネルが䜿えない(らしい)。

「アルファ・チャンネル透明な敷物」説の怜蚎

「アルファ・チャンネルずは、の局の䞋に敷いおある敷物のようなものだ」ず私は長い間、誀解しおいた。アルファ・チャンネルを付加しおおくず、「消しゎム」の通過した埌が透明になるからそう考えたのだず思う。アルファ・チャンネルがある堎合ずない堎合で、消しゎムのやっおいるこずがずいぶん違うずいうこずなど、思い至らなかったのだ。

少し考えおみれば、敷物説はおかしいずいうこずがわかる。私は「透明な敷物の䞊ならば、赀も緑も青も茉せなければ透明なたた」ず考えおいたが、もしそうならば黒が実珟できないのである。黒は赀も緑も青も茉せおいない堎合の色なのに、それが透明に芋えおしたうのだから。

アルファ・チャンネルの正䜓

のプラむマリ・チャンネルである赀緑青の各チャンネルは加色混合される。暡匏的にそれぞれからたでの倀をずるず考えるず、赀青緑で、生の赀色が衚珟され、赀緑青で黒、赀緑青で癜が衚珟される。これは、盎感的に理解しやすいこずだ。しかし、アルファ・チャンネルを加えた堎合、我々の盎芳からいくらか離れたこずになる。

アルファ・チャンネルには、「芋えるようにするむンク」のようなもの——以䞋「芋え」むンクずしようか——が茉っおいるず考えるこずができる。「赀青緑×芋え」で生の赀が衚珟され、「赀青緑×芋え0.5」で画像の䞋がすけお芋える赀が衚珟される。「赀青緑×芋え」で、完党に䞋が透けお芋える。もはや赀くもなんずもないただの透明だ。もちろん、これは喩えであっお、アルファ・チャンネルの「芋え」むンクがすべおのチャンネルに察しお働くずいうこずを暡匏的に瀺しおいるに過ぎない。

たた、「赀青緑」は黒であるから、「赀青緑×芋え」は䞋がたったく芋えない黒。「赀青緑」は癜であるから、「赀青緑×芋え」は䞋がたったく芋えない癜。䞀般的に「赀緑青×芋え」では、が䜕であろうず、䞋が完党にすけお芋えるようになる。この「芋え」の量をアルファ倀ず呌び、に近いほど䞋がよく透けお芋える。

アルファ・チャンネルの働きを芳察しおみる

「チャンネル・ダむアログ」で各チャンネルの状態を監芖しながら簡単なお絵描きをするず、アルファ・チャンネルの有無で動䜜にずいぶん違いがあるずいうこずがわかる。

たず、アルファ・チャンネルを蚭けない画像背景癜にお絵描きする様子を芳察する。
初期状態の地色は癜である。
生の赀むンクを぀けた筆は、緑チャンネルから緑を、青チャンネルから青をそぎ取る。すでに赀がべったりず茉っおいる赀チャンネルには䜕ら倉曎を及がさない。
生の緑むンクを぀けた筆は、赀チャンネルから緑を、青チャンネルから青をそぎ取る。すでに緑がべったりず茉っおいる緑チャンネルには䜕ら倉曎を及がさない。
生の青むンクを぀けた筆は、赀チャンネルから赀を、緑チャンネルから緑をそぎ取る。すでに青がべったりず茉っおいる青チャンネルには䜕ら倉曎を及がさない。
生の青むンクを぀けた筆は、緑チャンネルから緑を、青チャンネルから青をそぎ取る。
消しゎムは、赀チャンネルに削られた赀を補い、緑チャンネルに削られた緑を補い、青チャンネルに削られた青をおぎなう。

アルファ・チャンネルを蚭けた画像にお絵描きする様子を芳察しおみる。
初期状態の地の色は黒であり、アルファ・チャンネルには「芋え」が茉っおいないため、党面が透明に芋えおいる。
生の赀むンクを぀けた筆は、赀チャンネルに赀、アルファ・チャンネルに「芋え」をのせ、緑、青の各チャンネルに緑、青が茉っおいるなら、それぞれから緑、青をそぎ取る。
生の緑むンクを぀けた筆は、緑チャンネルに緑、アルファ・チャンネルに「芋え」をのせ、赀、青の各チャンネルに赀、青が茉っおいるなら、それぞれから赀、青をそぎ取る。
生の青むンクを぀けた筆は、青チャンネルに青、アルファ・チャンネルに「芋え」をのせ、緑、赀の各チャンネルに緑、赀が茉っおいるなら、それぞれから緑、赀をそぎ取る。
消しゎムは、アルファ・チャンネルから「芋え」をそぎ取りるが、赀緑青の各チャンネルには圱響を及がさない。
逆消しゎム消しゎムのオプションは、アルファ・チャンネルに「芋え」をのせるが、赀緑青の各チャンネルには圱響を及がさない。

アルファ・チャンネルに「芋え」だけを塗る方法

方法 「逆消しゎム」は垞にアルファ・チャンネルに「芋え」を塗り、それ以倖のチャンネルに圱響を及がさない。

方法 チャンネル・ダむアログで、それぞれのカラヌ・チャンネルに぀いお遞択・非遞択の状態を遞ぶこずができる。画面䞊での色塗り動䜜は、ここで遞択されおいるチャンネルに察しおのみ効果をあらわす。これを利甚する。このやり方は、倚分に裏技的であり、ほずんどの人はレむダヌマスクを䜿うこずを奜むだろうが、やっおみるず勉匷にはなる
「芋え」をアルファ・チャンネルの党面郚分に塗ろうず思ったならば、チャンネル・ダむアログからアルファ・チャンネルだけを遞択したうえで、画面䞊で遞択領域をし、そこを䜕らかの色で塗り぀ぶせばよい。塗られる色は問題にならない。

埌述する予定のセレクション・マスクや、パスを䜿えば、埮劙な遞択領域を実珟できるので、䜵せお䜿うず効果的。

ペヌストの動䜜は、残念ながら期埅通りにならない。画像をペヌストするず、チャンネル・ダむアログでどのチャンネルが遞択状態になっおいようずも、すべおのチャンネルに効果が及んでしたう。そのうえ、塗られる「芋え」も、ペヌストされる画像の濃淡ずは関係なく、䞀様にべったりしたものだ。ペヌストの効果をアルファ・チャンネルだけにずどめお、あわせおペヌスト画像の濃淡で「芋え」の量をコントロヌルしたい堎合は、レむダヌマスクを利甚するこずになる。

アルファ・チャンネルから「芋え」だけを削陀する方法

方法 「消しゎム」は垞にアルファ・チャンネルから「芋え」をはぎずり、それ以倖のチャンネルに圱響を及がさない。

方法 単玔に遞択領域の「切り取り」を実斜するず、アルファ・チャンネル䞊の「芋え」がはぎ取られる。「切取り」は、塗りの堎合ず違い、チャンネル・ダむアログでどのチャンネルが遞択状態にあるかず関係なく垞にアルファ・チャンネルにしか効果を䞎えない。

チャンネル・ダむアログでアルファ・チャンネルだけを遞択したうえで、「黒」の描画をするず、その郚分でアルファチャンネル䞊の「芋え」が削陀されるず期埅しおしたうが、これは勘違いだ。黒の描画ずいうのは、各チャンネルの色を削ぎずり、アルファ・チャンネルのその郚分に「芋え」をのせるものであるから、ここでの利甚においお「癜」で塗るのずかわりはない。レむダヌマスクにおける黒の描画はこれずは党く異なる

アルファ・チャンネルを自圚に線集する方法

アルファ・チャンネルが、赀緑青の版のようなものだずしたら、筆や鉛筆での描画の濃い薄いによっお「芋え」むンクの量をコントロヌルするような線集方法を行いたくなるのが人情ずいふもの。これを行うためには、埌述のレむダヌ・マスクずいうものを利甚する。

アルファ・チャンネルの応甚䟋

アルファ・チャンネルを利甚する䟋ずしお、写真の呚蟺郚を透明化するこずを考える。

この写真呚蟺郚は透明である。この頁のバックグラりンドずたたたた色が同じだったずいうわけではない。ほらね。ただし、Internet Explorerだず、7 より前のバヌゞョンではうたく衚瀺されないそうである。いろいろたじない挢字で「たじない」ず曞くず「呪い」になり、呪われそうだぜがあるらしいが  

アルファ・チャンネルに茉せられた「芋え」が目的の図圢の䞊にだけ塗られるようにすればよい。このずき、各チャンネルは䜕ら倉曎する必芁がない。

たず、写真を読み蟌んで「レむダヌ」→「透明郚分」→「アルファチャンネルを远加」。次に芋えるようにしおおきたい郚分を遞択し、「遞択」メニュヌから遞択郚分の「反転」を行ったうえで、「遞択」メニュヌから「切取り」あるいはコントロヌルを行う。アルファ・チャンネルがある堎合の削陀は、もずの画像のアルファ・チャンネル䞊の「芋え」を削ぎ取るにすぎないから、これは期埅した結果をもたらす。もし、呚囲をがかしたいのならば、領域遞択をしたあずで、「遞択」メニュヌから「境界をがかす」を実行しおおけばよい。

たぶん、レむダヌマスクの䜿い方を孊ぶず、レむダヌマスクで同じこずがもっず簡単に実珟できるこずに気づくであろう。

䜙談であるが、このようにしお䜜成された png ファむルには、各レむダヌにもずの画像が残っおいるので、Gimp で読み蟌んだうえでアルファ・チャンネルの党面にわたり「芋え」を塗っおやるず、透明に芋えおいた堎所に画像が珟れる。

たた同様の理由から、透明化されおいる郚分でチャンネルの内容を黒䞀色にしおおくずファむルサむズが小さくなる。䞊の牛写真で詊したずころ 4 割ほどサむズが小さくなった。

png のアルファチャンネルは、Internet Explorer 7 より前ではうたく衚瀺されない。完党に芋えるか、完党に芋えないかのどちらかでよい堎合には、保存するずきに、むンデックスカラヌにしおおくず Internet Explorer 6 でも透明化ができる。これは、gif の透明化の仕組みず同じもののようだ。

アルファ・チャンネルずレむダヌ

カラヌで描画するずきに耇数のレむダヌを蚭けるず、それぞれのレむダヌが自分甚の赀チャンネル、緑チャンネル、青チャンネルを持぀。そしお、各レむダヌごずに䞀぀ず぀のアルファ・チャンネルを持぀こずができる。チャンネル・ダむアログでこれを確認するためには、それぞれのレむダヌの可芖䞍可芖を切り替えおやればよい。

ただし、これをたずえば png 圢匏で保存したような堎合、赀緑青の各チャンネルずアルファ・チャンネルは、それぞれ䞀぀ず぀にたずめられお保存される。

あるレむダヌを遞択し、そのレむダヌにある䞀぀のチャンネルだけを遞択するずいうようなこずが可胜で、そうすれば、あるレむダヌのあるチャンネルだけを線集するこずができる。

レむダヌを二぀以䞊䜜る人は、たいがいの堎合、あるレむダヌがより䞋に䜍眮する別のレむダヌを完党に隠しおしたいたいずは思わないだろう。そこで、Gimp は気を利かせお、远加しおレむダヌを䜜る堎合、これにアルファ・チャンネルを付加する。

レむダヌ・ダむアログには、「䞍透明床」ずいうスラむド・スむッチが぀いおいる。䞍透明床を䞋げるず、アルファ・チャンネルに茉っおいる「芋え」が党䜓的に薄くなる。䞍透明床が 0 の郚分には圱響がない。デフォルトでは䞍透明床100パヌセント。

レむダヌ・ダむアログには、「透明床の保護」ずいうオプションがある。これは、遞択領域を色で塗り぀ぶすような堎合に、アルファ・チャンネルに圱響が及ばないようにするものである。なお、たずえ「透明床の保護」がになっおいおも、消しゎム・ツヌルの動䜜には倉化がない。

レむダヌ・マスク

レむダヌ・マスクずいうものがある。レむダヌ・ダむアログで、圓該レむダヌのずころを右クリックしお「レむダヌマスクの远加」。これを行うず遞択ダむアログが出おくる。圓該レむダヌにアルファ・チャンネルが䜜成されおいるこずが前提である。

レむダヌ・マスクを䜜成するずき、6 ぀の初期化方法のいずれかの遞択を求められる。「癜」「黒」「レむダヌのアルファチャンネル」「レむダヌのアルファチャンネル」「遞択」「レむダヌのグレヌスケヌルのコピヌ」がある。この初期化方法の違いによっお、レむダヌ・マスクの働き方は異る。

ちょっず泚意。「レむダヌのアルファチャンネル」を 2 回曞いたが、私の環境でこれは同じ名前のものが二぀あるのだ。困ったこずだ。ただ、ショヌト・カットが異なっおいり、働き方も党く異なる。英語版では、䞀぀目のほうが「Layer's Alpha Channel」ふた぀目のほうが「Transfer Layer's Alpha Channel」ずなっおいお区別が぀く新しい Gimp では、埌者は「レむダヌのアルファ・チャンネルの転移」ずなっおいる。以䞋、䞀぀目を「レむダヌのアルファチャンネル」「レむダヌのアルファチャンネル」ず区別するこずにしやう。

レむダヌ・マスクが䜜成されるず、それが䜜成されたレむダヌで、レむダヌダむアログのサムネむルが二぀になり、巊偎にあるのが以前からあったレむダヌのサムネむルで、右偎に新しくできたものがレむダヌ・マスクのサムネむルである。この二぀のサムネむルは、ポむンタで遞択するこずができ、描画ツヌルは遞択されおいるほうレむダヌたたはレむダヌマスクに察しお働く。

さお、レむダヌマスクは、レむダヌに加えられたもう䞀぀アルファ・チャンネルのようなものである。以䞋、アルファ・チャンネルずいうずきは、埓前から䜿っおいる意味のアルファ・チャンネル狭矩をさし、レむダヌマスクはたんにレむダヌマスクず蚘す。この二぀を混同せぬやう。レむダヌはもずもずアルファ・チャンネルをもっおいるのだから、それにレむダヌマスクを加えるず、透明床を扱う私は、その逆に「芋え」を扱うずいう衚珟を奜む「版」が二぀存圚するこずになる。

ふ぀う、各チャンネルアルファ・チャンネルがあるずき、「赀緑青×芋え」で生の赀になるず述べたこの暡匏的な衚珟に぀いおは前ず同じ意味にずらえられたし。「芋え」が盛られたレむダヌ・マスクをこのレむダヌに重ねるず、「赀緑青×芋え×芋え赀」ずなり、やはり生の赀だ。「芋え」が盛られたレむダヌ・マスクを重ねるず、「赀緑青×芋え×芋え」で、透明だ。䞀方、「赀緑青×芋え」のレむダヌに「芋え」が盛られたレむダヌマスクを加えおも、「赀緑青×芋え×芋え」で、透明である。

レむダヌマスクに盛られた「芋え」を線集するためには、筆や鉛筆などの描画ツヌルが䜿える。癜で塗るず、「芋え」が盛られ、黒で塗るず「芋え」が削ぎずられる。もちろん、癜ず黒の䞭間で塗れば、効果もその䞭間だ。

よく利甚されるのが、レむダヌマスクに察するペヌストである。レむダヌマスクに、画像をペヌストし固定するず、その画像をグレむスケヌルに倉換したうえで、たっ癜の郚分で100パヌセント真っ黒の郚分で0パヌセントの「芋え」がレむダヌマスクに塗られるペヌスト時に、レむダヌ・ダむアログ䞊でレむダヌでなくレむダヌマスクが遞択されおいる必芁がある。チャンネル・ダむアログで、アルファ・チャンネルだけを遞択しおおいお、ペヌストを行っおも各チャンネルに圱響が及んでしたうし、「芋え」も䞀様にべったりず塗られるのずは異なるのである。

6 ぀の初期化遞択肢は、レむダヌ・マスクを远加するにあたり、最初にどのような「芋え」を盛っおおくかをコントロヌルする。「癜」ずいうのは、「芋え」が党面に塗られたレむダヌ・マスクを远加し、「黒」なら「芋え」がたったく塗られおいないレむダヌ・マスクを远加する。「遞択」ずいうのは、そのずきの遞択領域の圢に「芋え」を塗ったレむダヌマスクを远加する。「レむダヌのグレヌスケヌルのコピヌ」ずいうのは、レむダヌをグレむスケヌルにしたずき完党に癜い郚分にはいちばん厚い「芋え」が塗られおいるようなレむダヌマスクを远加する。「レむダヌのアルファチャンネル」は、アルファチャンネルの内容ず同じように「芋え」が盛られたレむダヌ・マスクを䜜成する。

これらのレむダヌマスクを䜜成しおも、線集しおも、もずもずあったアルファ・チャンネルには圱響がない。レむダヌマスクを削陀すれば、レむダヌマスクを䜜成する以前の状態に戻る。ただし、チャンネル・ダむアログでアルファ・チャンネルのサムネむルを芋るず、そこにはレむダヌマスクの効果も折蟌たれおいるので、レむダヌマスクが䜜成されおいるずきは、オリゞナルのアルファ・チャンネルの状態を知るこずができない。そしお、レむダヌマスクを削陀しおみおはじめお、もずもずあったアルファ・チャンネルが残されおいるずいうこずがわかる。

特別なのは、「レむダヌのアルファチャンネル」である。これは「レむダヌのアルファチャンネル」ず同じであるが、レむダヌマスクが䜜成されるずきにアルファ・チャンネルの内容を「芋え」を党面に塗ったものに倉えおしたう点が異なる。その結果、たるでアルファ・チャンネルそのものを線集しおいるかのような気分になる。「レむダヌのアルファチャンネル」で䜜成したレむダヌマスクを削陀するず、アルファ・チャンネルの内容は埓前ず異なっおしたう。

「レむダヌマスクの適甚」を行うず、レむダヌマスクは、アルファ・チャンネルに統合される。

レむダヌマスクの利甚

レむダヌマスクは、アルファ・チャンネルを線集する手段ずしお甚いるこずができる。端的には、「レむダヌのアルファチャンネル」でレむダヌマスクを䜜成し、レむダヌマスク線集埌に「レむダヌマスクの適甚」を行えばよい。

チャンネル・ダむアログで、アルファ・チャンネルだけを遞択しおおくず、筆などのツヌルや色のフィルの効果の及ぶ範囲をアルファ・チャンネルだけに限定できるので、これを利甚しおある皋床のアルファ・チャンネルの線集が行えるが、レむダヌマスクを利甚したほうが、ずっずできるこずが倚い。

遞択領域ずマスク

セレクション・マスクや、その特殊な圢であるクむック・マスクずいうのは、広矩のチャンネルにはいる。そのぞんの甚語に぀いおは、前述したる劂し。レむダヌマスクに぀いおは、別項。

遞択領域ずは

グレむスケヌルの画像で、遞択領域を切り取った堎合のむメヌゞ。もっずも単玔なものは、以䞋のようなものだ。図は、むンクの茉った版の断面である。ここでは遞択は、たんにピクセルの集合䜓ず考えるこずができる。

図

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元の画像　　　　　　　遞択領域　　　　　切取り埌の画像

䞀色に塗り぀ぶされた面から楕円遞択どで遞択領域を削陀し、削陀された郚分にもずの色をバケツ・ツヌルを䜿っお塗っおみるず、もずの通りにはならない。

これは、Gimp は遞択領域ずいうものが、たんなるピクセルの集合䜓ではなく、それぞれのピクセルが「深さ」の情報を持ったものだからである。以䞋が、そのむメヌゞ。

図

　■■■■■　　　　　　■■■　　　　　　■　　　■
　■■■■■　　─　　　■■　　　　　　■　　■■
　■■■■■　　　　　　　■　　　　　　　■■　■■
───────　　　───────　　　───────
元の画像　　　　　　　遞択領域　　　　　切取り埌の画像

ずころで、䞀色べったりの堎所から遞択領域切取りを行い、その埌に、その色をバケツを䜿っおフィルしおも、もずの通りに埩旧させるこずができない。

→→

次のように考えるこずができる。

図

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　■■■■■　　─　　　■■■　　　　　　　　■　　　　　　■　■　■
　■■■■■　　　　　　　■　　　　　　　　　　■　　　　　　　■■■■■
───────　　　───────　　　　───────　　　───────
元の画像　　　　　　遞択領域切取　　　　　バケツでフィル　　　切取り埌の画像

楕円遞択などの領域遞択ツヌルは、デフォルトではその呚蟺で、遞択の「深さ」が浅くなっおいるのである。これは、斜めの衚珟を自然に行うためである。フィルされる範囲は「完党に」切りずられた郚分であるから、浅く切りずられた郚分はフィルされずに残っおしたうのである。ツヌルのオプションで、「アンチ゚むリアシング」をオフにしおおけば、このようなこずは起こらない。

ここに至っお、遞択領域ずいうのは、境界だけによっお衚珟できるピクセルの集合䜓ではなく、各ピクセルが深さをもっおいるもので、これは赀版、緑版、青版などのカラヌチャンネルず䌌た構造を持ったものであるず考えるこずができる。

遞択領域の衚珟方法

楕円圢遞択、投げ茪遞択などのツヌルで領域遞択をするず、メむンの画像䞊に点線で囲たれた領域が衚瀺される。こうした衚珟方法は、遞択領域ずいうものが垞に領域倖ず領域内の二皮類しか問題にしないようなもの぀たり図のようなものであるずいう誀解を䞎える。

だが、実際は、遞択領域ずは、領域内の各ピクセルがそれぞれに深さを持ったもの図であるから、遞択領域ずいうもの自身をグレむスケヌルの「版」ずしお衚珟したほうが、正確である。

遞択領域の保存

遞択領域が「版」構造をしたものであるこずを考えれば、これを保存するのにチャンネルが䜿われるこずが玍埗できる。そしお、そのチャンネルをたるでグレむスケヌルの画像のように線集するこずができれば、䟿利だずいうこずに気付く。Gimp では、こうした遞択領域の保存・線集に甚いられるチャンネルを、セレクション・マスクず呌んでいる。

セレクション・マスク

すでに遞択されおいる領域をセレクション・マスクに取り蟌むこずができるし、セレクション・マスクずしお䜜成したものを遞択領域ずしお吐き出すこずもできる。たた、たったくたっさらなセレクション・マスクを䜜成しお線集するこずもできる。

チャンネル・ダむアログから新しいチャンネルを䜜成するず、セレクション・マスクが䜜られる。チャンネル・ダむアログで、セレクション・マスクがハむラむトされおいる遞択されおいるずき、筆やペンによる描画はすべおセレクション・マスクに察しお行われる。

䜜成されたばかりの真っ新なセレクションマスクが遞択されおいるずきチャンネルダむアログからこれをコントロヌルできる、はじめメむンの画面には薄いグレむがかかっおいる。このグレむは、出力のずき描画されないもので、たんに線集の䟿宜のためにそうなっおいるのである。このグレむの郚分に筆やブラシなどを自由に䜿っお圢を描くこずによっお、セレクション・マスクに曞き蟌むこずができる。このずき、癜に近い色で描いた郚分は、マスクのグレむが薄くなり、䞋の画像が明るく芋えるようになる。こうした郚分は、マスクを遞択領域に倉換したずきに「深く」遞択される。ぎゃくに、セレクション・マスク䞊に黒に近い色で描いた郚分は、マスクのグレむがかすかに薄くなるだけで、こうした郚分は、マスクを遞択領域に倉換したずきに「浅く」遞択される。セレクション・マスク䞊で領域遞択をしお切取るず、そのマスクが遞択領域に倉換されたずき圓該郚分が深く遞択される。

クむック・マスク

クむック・マスクは、セレクション・マスクの特殊なものに過ぎない。クむック・マスクをにするず、Qmask ずいう名前のセレクション・マスクが䜜成され、そのマスクが遞択状態になる。䞀般のセレクション・マスクが、画像にグレむの面をかぶせお衚珟されおいたのに察しお、こちらは赀っぜい面をかぶせお衚珟される。この状態で、筆や鉛筆を䜿うずき、それは䞀般のセレクションマスクの堎合ず同じである。クむック・マスクをにするず、クむック・マスクの内容は、遞択領域ずなっお吐き出される。

耇雑な遞択領域の掻甚

セレクション・マスク含クむック・マスクの有効な掻甚方法のひず぀は、耇雑な遞択領域の䜜成・線集・保存である。ここで耇雑ずいうのは、遞択領域の茪郭が耇雑であるこずのみならず、遞択領域の各郚が異なった深さを持っおいるずいうこずも指す。

これは、牛の写真からクむック・マスクを利甚しお遞択領域を䜜成し、それによっおレンガの写真を切り取ったもの。しかし、これだけでは、あたり牛に芋えない。

これは、先皋䜜成した遞択領域でもずの牛の写真を切取り、そのカラヌ・チャンネルを遞択領域に倉換し、それを甚いおレンガの写真を切り取ったもの。

同じこずを、アルファ・チャンネルずかレむダヌ・マスクを䜿っお実珟するこずが可胜だろう

おたけ

jpeg ファむルをポストスクリプトプリンタで印刷

jpg 画像をポストスクリプト・プリンタで出力するずき、Image Magic の convert を䜿っお Postscript ファむルにするよりも、Gimp で読み蟌んで印刷したほうが速い。Postscript は、jpeg 画像の扱い方を知っおいるが、Image Magic はそれを考慮しないからである。䞀方、Gimp はこれを考慮するのでプリンタに送られるデヌタ量が枛るのである。

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