カビパン男と私

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「イアンノット」と蝶結び

靴紐の結び方に、イアンノット(Ian Knot)と呼ばれるものがあるという。一瞬で結べてほどけにくいので人気とのことだ。

さてこの「イアンノット」については、考案者である Ian Fieggen 氏のホームページ(https://www.fieggen.com)がある。それによると、「私のイアンノット(そうです、私が考案者です)は世界一速い蝶結びです」("My own Ian Knot (yes – I'm the inventor) is the World's Fastest Shoelace Knot.")ということだ。

shoelace knot というのは直訳すると「靴紐結び」ということになるが、https://en.wikipedia.org/wiki/Shoelace_knot を見る限り、特定の結びを指す言葉のようである。その特定の結びというのは、日本語でいう蝶結びと同じものらしい(前記英語版 Wikipedia のページは、日本語版 Wikipedia の「蝶結び」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%B6%E7%B5%90%E3%81%B3 の相応ページで、結び目の画像は同一のものが使ってある)。

では「イアンノット」というのは結ぶ手順の名称であって、それよって出来上がるのは蝶結び(shoelace knot)なのか? 実際に本家のインストラクションに従って紐を結んでみると、たしかに出来上がるのは日本語版 Wikipedia が「蝶結び」として掲載している結びである。ようするに、カッコよく一瞬で蝶結びを作るやり方が「イアンノット」であるらしい。

@kabipanotoko