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貧者のメモ帳

マウスで選択した文字列をワンクリックでメモ用テキストファイルに追記できれば便利。Gnome の上部バーに (1) エントリ作成、(2) エントリに追加、(3) エディタで開く、の 3 つの「カスタム・アプリケーション・ランチャ」を作成しておこうではないか。

それぞれ、のランチャに登録すべき「コマンド」は、

(1) 日付をつけて選択範囲の内容を保存（新しいメモエントリー作成）

sh -c '(echo -n "\n"; date; xsel -o; echo -n "\n") >> ~/Dropbox/memo.txt'

(2) 日付をつけないで選択範囲の内容を保存（前のメモエントリーに追加）

sh -c '(xsel -o; echo -n "\n") >> ~/Dropbox/memo.txt'

(3) emacs でメモファイルを開き、カーソルを最後に持っていく

emacs ~/Dropbox/memo.txt --eval "(goto-char (point-max))"

以上、~/Dropbox/memo.txt のところは、適宜置き換え。xsel は事前にインストールしておく。

なんのことはない、xsel で選択範囲の内容を標準出力に出し、ファイルにリダイレクトしているだけ。

念のため言うと、X window system では、「選択範囲」と「クリップボード」は別のもの。マウスで文字を反転させただけで、「選択範囲」に文字が入り。（たいがいのアプリで）マウスを右クリックして、「コピー」をすると「クリップボード」に文字列が入る。

firefox に表示されたリンク上で、マウスを右クリックし「この URL をコピー」すると、クリップボードに URL が入ると同時に、「選択範囲」にも同じものが入る。

メモ用テキストファイル読む・修正するときのために、Emacs も設定しておくとよさそう。

(defun openurl()
  (interactive)
  (ffap (thing-at-point 'url)))

(global-set-key [f1] 'openurl)

などとしている。これで、Emacs バッファの URL 文字列上で [f1] を押すと、当該 URL をブラウザで開くことができる。（Ubuntu の emacs は ffap がはじめから設定されていたので、これだけですんだ）

書式を工夫すれば、さまざまな検索が簡単にできるのだろうが、めんどうだから、このへんで切り上げる。

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