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千種区
平和公園。何が「平和」なのかは不明。平和公園の北半分は、ただの墓地で、公園らしいのは南半分である。そのほとんどが林で、中にある道はそう多くはない。残念ながら、鉛が検出されたので立ち入りするなという表示があるところもある。産業廃棄物が投棄されていたのだろうか。耕作禁止という珍しい立札もある。ゴミは目につかず、整備されている印象を受ける。踏み分け道があったので、太い道からそれて入ってみたが、立ち入り禁止の立札の後ろに出てしまった。上の写真は、そういう怪しい道ではなく、ちゃんとした道である。
千種スポーツセンターのすぐそばにある新池。その名の通り、いかにも伝統がなさそう。後ろに見える塔は東山タワー。
新池に入るなという看板。右端に見えているのは千種スポーツセンター。
東山通りを東から見たところ。東山通りは広い通りで、写真に見えているのは片側車線だけ。左側の塀は、県立東山工業高校。
名古屋大学の豊田講堂。もちろんトヨタが金を出して、その名がついた……と思っていたら、豊田家が金を出したのだそうで、したがって、読み方は「とよだこうどう」。たしかに、ローマ字の案内板も Toyoda になっている。
豊田講堂の一部。顔のように見える。「歯」の部分は、まったくの装飾で、それについている小さな黒い長方形は「豊田講堂」と書いてあるプレート。
名古屋大学の東山キャンパスは、山手グリーンロードなる道をはさんで、西側が天白区で、東側が千種区。上の写真は、東側の豊田講堂前から西側をのぞんだところ。もこもこした樹は、クスノキ。撮影者の背後に豊田講堂が位置する。
名古屋大学キャンパスを撮影した印象深い写真を見かけないのは何故か疑問であった。ようするに、突き当たりに講堂がある並木道がないのである。豊田講堂につき当たるのは、並木道ではなく芝生の帯なのだ。千種区側は、上の写真の通り芝生で、その緑の帯は道路をはさんで天白区側まで続いている。そして、千種区側・天白区側ともに、その緑の帯の両脇に広い通路が設けられている(これは例の「百メートル道路」を思い出させる)。天白区側では、これは並木道であり、それぞれの道の片側がクスノキとなっている。このクスノキは、緑の帯を中心として対称となるよう、左右の道路の片側にのみ植えられているが、それぞれの道を歩く限り、このスケールの大きな対称性に気づくことはない。また、クスノキは広葉樹なのに常緑であるから、秋の陽に紅葉を見せることもなく、冬でも葉を落とさずに、寒々した印象を与える。