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十三日目

形、計、元、原、戸、古、午、後

形

下図は唐の孫過庭にもとづく。

問題は、「彡」の各画が、草書のくねくねのどの部分に該当するのかということ。

次図は、唐の楷書にもとづくものであるが、「彡」は、上からいくと、ひとつ「ノ」を書いてから一拍休み、続けて最後の二つの「ノ」を書いているようである。してみると、草書もそういうセンスがあるのだろう。

次図は懐素に基くが、リズム感が大きく違っている。

計

次図は王羲之にもとづいた。でも、この形は一文字だけ取り出しても仕方がないような気がする。

元

［ゲン、グワン］

古い仮名の「グワン」は慣用とのこと（新潮現代国語辞典第二版）。

原

次図は、唐の懐素にもとづく。

戸

古

次図は、王羲之にもとづく。

しかし、むしろ次図のような形をよく見かける。ひらがなの「こ」の変体仮名にもなっていて、明治までは平仮名としてごく普通に使われていた。

午

後

まず、下図で唐の時代の楷書の形を見てみる。数えてみると、出っ張りが、全部で四つある。

次図は王羲之の書いた形によるもので、やはり出っ張り四つが維持されている。

次図も王羲之だが、出っ張りは三つに経っている。どの出っ張りが減ったのか。位置から考えると、最初の図で２番と書いた出っ張りがなくなっているようである。

次図もやはり王羲之。これは、一番上の出っ張りが省略されているように見える。

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