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五日目

生、赤、千、早、草、川、先、足、村、男、竹

生（セイ、シヤウ）

楷書は、字の下を大きくして安定をとるが、草書は頭でっかちの美学があるらしい。

赤

説文によると下半分は火らしくて、つまり、「れっか」と同じもんなんだろうな。

千

子と同じ書き順だ。

早（サウ）

これも、子と同じ書き順だ。

草（サウ）

川

王羲之が書いているこの形は、真ん中の縦棒から書いたらしい。孫引き申し訳ないが、「字彙」「正字通」には運筆（筆順）という項目があり、「川」の字は、真ん中、左、右の順が載っているそうである。（[11] p.251）

先

矢、失、と似ている。

足

下図は、東晋の王羲之に見える形。

次図は、唐の楷書であるが、類縁関係が見られる。

村

この村の字は、[3] に例が少なかった。下図は明の時代の字。[1]や[2]も、この字体を採用していた。

村上春樹氏のサインが読めないという話があったが、この形から考えると「村」の字はけっして不自然ではないと思う。

男

下図は、東晋の王羲之による形。

唐の楷書を見ると、現在通用している楷書より一画多い。

説文を見ても、この多い一画に対応するものがある。

竹

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