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四日目

交、校、耳、取、東、車、女、小

交（カウ）

楷書の書き順とは異なる二種類の書き順がある。いずれも、楷書の画を一つ欠いている。ここで欠いている画を最後に点として付け加えた形も行われた。「父」参照。

下の図は、欧陽詢が楷書で書いた形。最初に挙げた形との類似性が見られる。

校（カウ）

前項で示した二種類の交のうち、はじめのほうを使った形。「校」は書道字典に用例が少なく、「校」の「木へん」を「手へん」とした字を参考にした。

たいして面白くないもの

一、二、三、七、八、十は面白くないので省略。四も、見ればだれでも読めるので省略。

子、字、手、人、夕も、見れば読めそうだから省略。

耳

終助詞として使われるせいか、最終画をおそろしく下に伸張した形が少なくない。

取

これは三年生で習う漢字。

活字の「又」が「Ｌ」になっているが、欧陽詢が書いた楷書では「く」になっており、類縁関係が認められる。

以下さまざまな「取」。「又」には「Ｌ＝く」路線が多い。

東

東は二年生で習う漢字。中国の簡体字の東は、下図の形とそっくりである。

下図は、書道字典に「西域出土書跡」とあった形で、上図の黄緑色の部分とオレンジ色の部分が分離して書かれていること矛盾しない。

車

東からの類推が働いたのかもしれない。

別の形。晋に書かれた字から。

「車へん」については「軽」参照。

出

さらにデフォルメされた形。

いずれにせよ、行書的な「出」とは筆順が異なる。

女

（ヂヨ）。平仮名の「め」にそっくり。

小（セウ）

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