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三十三日目

曲、局、銀、区、苦、具、君、係

昨日と違って、今日は簡単な字が多い。「苦」を除けば。

曲

局

銀

区

区は區である。

どこから新字体の区が出てくるのか、わからない。

苦

上は王羲之を真似て書いたもの（赤とピンクが見分けづらくてスマヌ）。これは画の対応について、議論が分かれそうだ。草冠の処理が、いつものルーチンではないからだ。

次図は、やはり王羲之の字。

活字と草書の画の対応じたいは、問題にならないと思う。だが、この字の草かんむりに当たる部分の筆順が問題になる。私は、次図のように考えた。

次に示す北魏の字も、同様の筆順と考えた。

したがって、

のような形（私が捏造した楷書風ウソ字）から、最初に挙げた王羲之の

という形が導かれたのだと推測したのである。

また、王羲之の別の形に、

のようなものがあるのは、

と解すべき（上図は私が捏造した楷書風ウソ字）であろうと思う。

以下、別の説を見てみる。

[1]には、次のような形の手本が載っている。

上の字は、先に挙げた二つ目の王羲之の字の筆順を以下のように解釈した結果ではなかろうか。

また、[1]に載っている、

のような形は、

と解するべきであろう。

具

上図は王羲之の書いた形。「見」参照。

君

王羲之の書いた形をふたつ。

係

「糸」参照。

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